大学生向けアパート「SHU」に参加し、学生を支援する大人たちを大学生がインタビュー。
第4回は、Stripes! Snowboardshopの経営者である小島一成さんを、東北工業大学3年生・三浦七海がインタビューしました。

Stripes! Snowboardshopオーナー・小島一成さん
― 小島さんのご出身はどちらですか?
福岡県出身です。両親の転勤をきっかけに、中学生の時に仙台へ来ました。
最初は街に溶け込めませんでしたが、仙台に来て1年後に始めたスノーボードをきっかけに身近に自然のある仙台が好きになりました。
― 小島さんの趣味を教えて下さい。
スノーボードに夢中になってから、自然の中での遊びが好きになりました。スノーボードはもちろん、SUP、最大7〜8mの深さまで海に潜って海の生き物と触れ合うシュノーケリングなどが好きです。小学生の頃から始めたサッカーは、仙台の社会人リーグに所属するまで続けています。
春から秋の紅葉シーズンまではSUP、冬はスノーボードを行います。このようにスポーツを通して四季に触れ合えることは魅力だと思います。
ー スノーボードを極めるために、ポートランドにも訪れていらっしゃいます。
スノーボードをもっと上手くなりたいという気持ちから、20歳の時に初めてアメリカ合衆国にあるポートランドに渡り、3か月間練習をしました。
僕は、考えるよりもまずはやってみる方が開放的で楽しく感じるので、世界中から来たトップレベルのプレイヤーがいる同じ環境にいた方が、スノーボードの技術や語学を習得できると考えたんです。実際、とても多くのことを体験できました。
現地の人々は「練習」という言葉を使いません。何よりも楽しむことを大切にしていて、おおらかで細かいことを気にしない性格の人が多いです。これが自分の性格にも合いました。その後もスノーボードをするために、何回かポートランドに行っています。この地域は雪が多く夏でも雪の環境が整っていて、1年間のうち9か月間もスノーボードを楽しむことができます。
― 小島さんの経営するお店「Stripes! Snowboardshop」では、どんなお仕事をされているのですか?
スノーボード、スケートボード、SUP用品の販売と、春から秋にかけてはSUP、冬はスノーボードのツアーガイドをしています。SUPは、宮城、山形、沖縄の海で、スノーボードは北海道、長野県で私が指導者となりツアーを行ってきました。
― 店名のStripes! には、どんな想いが込められているのですか?
アメリカにいる時、スタッフTシャツにマジックペンでボーダーを描いて着ていたら、「そんなにストライプスが好きなのか?じゃあ君のニックネークはストライプスだ!」と友達に言われて(笑)。アメリカでは日本でいうボーダー柄もストライプスというんです。何か特徴があればすぐに名前を覚えてもらえますし、つながりが増えると直感しました。それが店名の由来です。ボーダー柄によって横のつながりが生まれるイメージを持つと分かりやすいですよね。

店内入り口のウェルカムボード
― お店を開こうと思ったきっかけを教えて下さい。
Stripes! Snowboardshopの立ち上げは、今から6年前(当時35歳)の時です。前職はスポーツ用品店に7年間務めていたので、その頃の販売経験を活かしています。独立のきっかけは妻と出会った事が一番大きいです。
― 独立で大変だったことは何ですか?
大変だったことは、お店の独立と妻の出産が重なったことです。また、お店のある村田町は仙台の都市部から離れた立地なので、お客様が足を運びづらく集客が大変でした。
現在は各ツアーを通して出会った方々、登山帰りの方、お店の近くに「TOHOKU QUEST」というオリンピック代表のコーチが開いている練習施設があり、日本トッププレイヤーにもお客様として来てもらえることが増えました。
― お仕事の魅力を教えて下さい。
仕事を通してお客様のSUPやスノーボードが上達した時、私の提供するもので皆が楽しんだり喜んだりしてくれた時にやりがいを感じ、嬉しくなります。
普段の仕事や学校でストレスが溜まっている人が発散できる唯一無二の場所になれたらと思っています。
また、私自身が仕事を通して沢山の人と出会い、プライベートでも交流を続けている人がいますが、ツアーに参加したお客様同士で親睦を深める方も沢山います。特に同じ趣味同士の人が集まると価値観が近いから親しくなりやすいためか、ツアーの参加者同士で結婚したカップルはこれまで5組もいらっしゃるんですよ!
― 新型コロナウイルス感染症拡大によるお仕事の影響はありますか?
良い影響は、SUPやスノーボードは外で行うアクティビティなので、屋内より3密を避けられることもあって、ツアーに参加するお客様が3割近く増えました。残念な影響としては、県を跨いだ移動が自粛されたために、宮城県のお客様は増えたものの、宮城県外からのお客様は減ってしまっています。
― お店の今後の展望を教えて下さい。
英語のスキルを身に付けて、輸入販売の代理店をしたいです。日本にはまだないスノーボードのブランドはたくさんあります。それらを輸入してインターネットを通じて全国に販売したいという展望があるので、早速今年から取り組む予定です。
― SHUの主催者であり、株式会社アイショウの専務取締役である勝又さんとの出会いや印象に残った事を小島さんの視点で教えて下さい。
5年程前、とあるイベントで、僕が滞在していたアメリカのポートランドについてプレゼンテーションする機会があり、その時に勝又さんと出会いました。
勝又さんは、真面目で誠実で、私にはないところを持っている人だと感じました。勝又さんもよくツアーに参加してくれたり、お客様としても友人としても大切な人です。
― SHUに参加した理由を教えて下さい。
プロジェクトについて仕事の部分で参考にしたいと思いました。また、人の集め方やビジネスの仕方がとても勉強になると感じたのです。
― 今後SHUを通して学生と関わりどんなことが生まれそうですか?
僕自身40歳を超えたので、若い人と関わりを持ち、彼らの気持ちを理解したいと思っています。同じ目線に立って一緒に楽しむためには、若い人の流行にも挑戦して、自分の引き出しづくりを日々行っています。
― 小島さんから学生の皆さんへメッセージをお願いします。
学生のうちに遊びましょう!!不安がって何もしないよりも思い切って遊ぶことも大切です。
SUPもスノーボードも、初心者だと手に取るグッズも分からないことが多いと思いますし、インターネットには、商品の説明は書いてあっても、実際どうやって遊ぶのか、その遊びの魅力は書いていません。現場で遊び方を教えてくれる大人が近くにいることは心強いと思います。私は経験からアドバイスできると思いますので、ぜひ、気軽にお店に足を運んでください。
Stripes! Snowboardshop
〒989-1305 宮城県柴田郡村田町村田反町84−3
営業時間 11:00〜20:00
Winter Time(12月〜4月末)12:00 – 20:00
電話 0224-51-8816
定休日 木曜日
https://www.instagram.com/stripes_sup/
SUP、スノーボードツアー
ツアー所要時間:約2時間30分
参加人数:1回約20人(コロナの影響によって変更有)
参加費:5,500円〜6,800円(レンタル・ガイド費用込)
詳細・お問合せ
http://www.stripessnowboardshop.com/
SHU入居者特典:SUP、スノーボードツアー参加費 20%OFF(現金のみ)
勝又から一言
まずはツアーに参加!タイミングが合えば乗せていけるので私のinsta、FB等SNSの個人アカウントなどに気軽にご連絡ください〜
春夏秋はSUP 冬はスノボ
一目千本桜を川から眺めたり、松島のSUPでしか行けない洞窟や川の上流の新緑や紅葉などいろんな楽しみ方を教えてくれます。
ちなみにお店の裏には室内ミニランプもあるよ!
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